△右玉vs中住まい

角交換から相手が52玉型、こちらは右玉に組む。お互いに飛先交換して、角交換の隙を作らせないようにすすめた。

基本図。

本譜では△65歩▲同歩△同桂▲76銀△74歩とすすんだ。△+100。水匠は△33桂と示すが、そこまで評価値は変わらず。

1筋から手を付けて角を打ち込まれる。相手の狙いは23の地点に馬か龍をつくることだが、金と飛車か角の交換になるためそこまで損にはならないと感じた。△+900。

16角のライン(58玉と23の地点に利かせる)を見据えて△35歩と桂頭を攻めたが、効果は薄く評価値は互角に戻った。

最善の対応は△16歩。23の地点に殺到されて飛車に逃げられると思ったが、歩で飛車をつりあげて33銀と引き、飛車をいじめる順が示された。△+1100。

悪手ポイント

▲75歩、▲73歩と歩の攻めをされ、全てとっていたが良くなかった。

最善は△25歩。▲同龍なら△45銀同歩△44桂で△+2000。△25歩がとれないなら、▲の龍は敵陣に行けない。

悪手ポイント2

△57銀と打ち込んでしまった。▲に銀桂を渡したことで、こちらに詰めろが生じる。玉の危険度の見極めが足りなかった。