vs先手ノーマル中飛車

後手ノーマル中飛車(角道を止める中飛車)に対して、左美濃で対抗。ノーマル振り飛車には居飛車穴熊が有効と知識で知ってはいても、指しこなすことができないので。

ここまではお互い理想形を目指して駒組しており、こちらは74歩~73桂まで指したいが、先手中飛車が5筋での棒銀を目指している。評価値は互角。

4筋、6筋から動いてきた先手の銀を撤退させて、先手が54歩と突いてきたところ。本譜では同歩としたが、同銀が最善(▲55銀のぶつけには△65銀とかわす)だった。それでも300点ほど後手有利。


次に△44歩と打ったのが一番の悪手。▲同銀でとられることをうっかりしていた。△同金▲同角で、次の先手の角成が防げない。後手有利から互角に。

第2の悪手ポイント。少しでも攻め手をつくらなければと思い、本譜は△42飛としたが、ここで先手有利に傾いた。▲53角成△52銀と金銀をまとめたが、以降は右肩上がりに先手有利から優勢で負け。

最善は△62歩で、最善は▲53角成に△88角として、香車桂馬をとってチャンスを待つべきだった。こちらであれば互角だった。